地区で唯一重症患者を24時間受け入れていた吉祥寺南病院だが、一昨年9月、突然診療を休止した。病院を見つめるのは元院長の藤井さんだ。救急を積極的に受け入れるなど改革に取り組んだが築50年以上の建物は激しく老朽化し、建て替えしようにも資金は底をつき、休止せざるをえなかった。日本の病院の7割は赤字経営。政府は今年度の診療報酬改定で医師らの人件費などにあてる部分を3.09%引き上げた。3%超えの引き上げは約30年ぶりの高水準だ。これで病院の経営は改善するのか。私たちは関東の病院100施設を無作為に抽出しアンケートを実施。24施設から回答を得た。先月から引き上げられた診療報酬について病院経営が持続可能なものかたずねたところ約8割が「不足」と回答。また物価上昇などによる経営環境についても9割以上が「厳しい」と答えた。そのほかにも「経費に見合う必要」、「収入は国が決めるため、努力には限界がある」といった声もあった。
