神奈川県川崎市にある高齢運転者講習センターを取材。75歳以上の高齢ドライバーは免許を更新する際に認知機能検査などが義務付けられている。最初は記憶に関するテスト。4つの絵を試験官が読み上げこれを4セット、計16枚の絵を記憶する。ただし、回答するのは別のテストを終えた後。その間に行われるのは判断力のテスト。ランダムに並んだ一桁の数字、この中から指定された数字を制限時間内に全て消す。この試験を2度行った後、さきほどの記憶のテストをする。また現在75歳以上のドライバーは一定期間に「違反歴」がある場合「技能検査」に合格しなげれば免許更新はできない。技能検査では一時停止や右左折など、実際にコースを走行してテストが行われる。技能検査は不合格になっても免許の更新期限まで何度でも受け直すことができるという。高齢ドライバーの免許自主返納の状況は東京・池袋の暴走事故が発生した2019年に増えたが、その後減少傾向にあると伝えた。