コケイン症候群の須知誉くん(14歳)は医師から余命1年と宣告された。両親と2人の弟は残された時間で思い出作りに励んだ。誉くんは2022年6月に15歳の誕生日を迎えた。冬に余命2か月と言われたが、2023年6月に16歳の誕生日を迎えることができた。10月に日本コケイン症候群ネットワークの集いに参加した。毎年開かれる家族の集いは誉くんにとって同じ病気の友達に会える貴重な機会だった。12月になると体調が不安定になり、27日に16歳で亡くなった。2歳下の弟・蒼心くんは兄の遺骨が入ったペンダントを身に着けるようになった。