人気の観光地でいま大きな問題となっているのは…。観光客の殺到で危険な横断などが相次いでいた。こうした問題を解決するため埼玉・川越市は約1億2000万円を投じて“オーバーツーリズム対策”に乗り出すことを決めた。この週末、多くの観光客でごった返していたのは蔵造の町並みがいまも残る川越一番街商店街。そこで取材スタッフは行列で歩道が半分うまっている状況を目撃。江戸時代から道幅が変わっていないため、狭い歩道は飲食店に並ぶ観光客で埋まってしまった。歩行者は車道にはみ出さざるを得ない状況に。歩行者の横すれすれに走る車。こうした中、新たな取り組みを始めた店も。蒲焼の人気の店「うなぎ傳米」にあったのは整理券の発行日。歩道に行列ができることを避けるため、店が独自に約30万円かけて導入した。川越市は今月、行列店に対して整理券システムの導入費の補助などの支援を決定。市議会に約1億2000万円の補助予算案を提案し、問題の解決を目指している。整理券システムの効果はあるのか、取材班が店の前でウォッチング。危ない状況は変わっていない様子。川越市はベンチを置くなど空き地を整備し、観光客を誘導する実証実験を行う予定。
住所: 埼玉県川越市