続いて江戸を支えた城下町「川越城」。かつての江戸を忍ばせることから小江戸と呼ばれ多くの観光客が押し寄せる。川越城は江戸を守るために整備された城。巨大な土の城だった。城の痕跡が残る中ノ門堀跡の特徴は両側の壁の勾配が異なること。富士見櫓は城内の最も高い位置に作られた櫓は天守のない川越城のシンボルだった。本丸御殿は藩の政治が行われていた場所。当時は1000坪を超える巨大な御殿だった。江戸時代の本丸御殿が残る城は全国に2つだけ。川越藩は幕末、江戸の警備を担当していた。城下町の中心部には蔵造りの商家が並んでいる。店と蔵が1つになっているのが川越の特徴。川越を大きく変えたのは新河岸川の大改修。水路をジグザクにして水位を保ち船が行き来しやすくし、江戸に食料や燃料を運び生活を支えた。川越大師 喜多院の客殿は江戸城の誤殿の一部を移築されたもの。江戸城から移った書院には春日局のプライベート空間がある。
住所: 埼玉県川越市郭町2-13-1