- 出演者
- 城島茂(TOKIO) 高橋真麻
オープニングの挨拶。高橋真麻はTOKIOといえばリーダーのファンだったと話した。今回は川越が小江戸と呼ばれる由来を調査する。
- キーワード
- 川越市(埼玉)
今回調査するのは小江戸川越。その謎を解く鍵は舟ということで、船頭の匠・本山正二さんを訪ねた。小江戸川越は江戸初期から300年間、物や人を運ぶ舟運で栄えた。江戸から人や物の往来があり、江戸に似た文化が発展したという。舟運は明治以降に衰退し、現在は観光の一環となっている。体重移動で舟を真っ直ぐ進めるところに匠の技がある。本山さんは春のイベントで長年船頭を務め、舟運文化を今に伝えている。
続いて川越と江戸の繋がりを知れる場所へ。川越の歴史の匠・松尾鉄城さんに元船問屋伊勢安を案内してもらった。当時の貴重な運賃表を紹介。川越から江戸へはそうめんや醤油などが運ばれ、江戸から川越へは砂糖などが運ばれていた。
船問屋の米蔵には明治時代からの日本経済新聞が保管されていた。リーダーが生まれた日の新聞には沖縄返還の記事などが載り、高橋英樹の時代劇が放送されていた。
江戸の文化が残る蔵造りの町並みへ。新河岸川の舟運を通じて、商人たちは江戸の技術を取り入れていた。1893年の川越大火で町の多くが焼失し、江戸の建築技術を取り入れて蔵造りの町並みを再建。江戸の防火建築が施されている。
川越の食文化から小江戸と呼ばれる謎を紐解く。まずは醤油の匠・松本勇一さんと忍田誠二さんを訪ねた。190年前に建造された天保蔵を見学。杉の木桶は江戸時代から使われている。1年かけて作った醤油を麹と一緒に桶へ入れて再び1年かけて仕込む再仕込み醤油、はつかり醤油を紹介。店舗でははつかり醤油を使ったさまざまな商品を販売している。
続いて江戸から川越へ運ばれていた砂糖に関する食文化を調査。明治初期にできた菓子屋横丁では、江戸から運んだ砂糖が菓子作りに使われていた。1914年創業の玉力製菓へ。飴菓子の匠・久保田淳さんが昔からの技法を受け継ぎ、手作り飴を作っている。その作業場を見学。リーダーが飴作りに挑戦した。
寿司、天ぷら、うなぎ、蕎麦という江戸前料理には全て川越から運ばれた醤油が関係していた。川越では昔はうなぎがよくとれ、貴重なタンパク源やビタミン源として食べられていた。今も昔ながらのうなぎ店が多く残っている。うなぎ東屋は明治元年創業の老舗。白焼、うな丼などを紹介した。
1500年以上の歴史を誇る川越氷川神社にも小江戸と呼ばれる所以が。川越まつりは江戸の文化を模して始まり、今も毎年続いている。境内に祀られている八坂神社は江戸城の二の丸東照宮として建立された。