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「工部大学校」 のテレビ露出情報

旧古河邸の外壁は真鶴産の新小松石を積み上げた堅牢な仕上げで、光を浴びてわずかに紫色を帯びている。切妻の屋根は粘板岩を薄く板状二加工したスレート葺きで、スコットランドの山荘風という実に美しい洋館。かつては個人の邸宅だった。施主は古河虎之助。銅山開発事業による巨大な富を築いた古河財閥の投手。設計者はイギリス人建築家のジョサイア・コンドル。1877年に西洋化を推し進めるために明治政府に招かれて来日。鹿鳴館や上野博物館などを設計する傍ら、東京大学工学部の前身の工部大学校で西洋建築学を教えていた。東京駅の辰野金吾や迎賓館の片山東熊など数多くの建築家を育成し、日本近代建築の父と呼ばれた。旧古河邸の玄関扉にはモダンなステンドグラスがあり古河家の家紋の鬼蔦がデザインされている。

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