中国の内モンゴル自治区包頭市は、世界のレアアースの都と言われる地域。市街地にある“レアアース公園”では、17種類のレアアースについて特徴や用途を学ぶ遊歩道などが設置されている。トウ小平氏は、レアアースを戦略物資と捉え、採掘だけでなく製品化までの一連の供給網を国家主導で強化する。鉱石の状態から純度を高めていくまでのプロセスで多くの化学品などを使うレアアース。その際、環境汚染や健康被害といったリスクにさらされたが、中国はそれらを引き換えに低い価格での輸出を実現し独占的な地位を確立した。地経学研究所・土居健市主任研究員は、「2025年の米中貿易摩擦でレアアースの輸出管理強化が外交交渉のレバレッジとして効くことが証明されたので、中国としては今後もこのカードを切っていきたい」などとコメントした。
