衆院選挙が終わった。自民党、公明党が過半数割れ国会の勢力図が大きく変わった。10月31日、ハロウィーンの夜。街で仮装している方々に選挙でどの政党に投票したのか聞いてみた。今回の投票率は53.85%。戦後3番目に低かったが結果、自民党、公明党は計73議席を失う一方、立憲民主党は50議席増やした。そして、若い世代の支持を集めたのが国民民主党。投票日前の調査では20代、30代ともに自民党に次いで国民民主党が支持され結果、議席数は4倍に躍進。若者に支持された理由は何か、政治ジャーナリスト・田崎史郎氏は「若者が関心を持つ政策を打ち出していたと言う事。それは“あなたの手取りが増えます”。そしてYouTubeを活用していた。これも大きいと思う」と分析。手取りを増やすための方法として訴えてきたのが、「103万円の壁の問題を絶対やりたいと思っている」。SNSには、数々のショート動画を投稿。ウィットに富んだ動画も若い世代にうけ、拡散。若者たちはSNSの動画で初めて玉木氏やその公約を知ったという人が多い。国民民主党・玉木雄一郎代表は、民主党分裂後、民進党、希望の党などを経て、2020年国民民主党を設立。大敗した自公政権は、国民民主に協力を求めているが、国民民主党はどうするのか。キャスティングボートを握る形になる国民民主党は、103万円の壁を178万円に引き上げるとしているが、その場合税収が約7兆6000億円減少するという試算がある。