卵、豆腐、納豆といった“物価の優等生”に異変。東京都内のスーパーではLLサイズの卵が1カ月で20円値上げ。東京都の卵の卸売価格は5〜7月までは落ち着いていたが、今月に入り上昇しサイズも小さめが多いという。愛知県にある養鶏場によるとMサイズより1つ小さいMSサイズが主流に。連日の猛暑でニワトリが水を多く飲み満腹となってしまい、餌を食べる量が減少したことで卵を産む個数が減るだけでなくサイズも小さくなっているという。豆腐にも異変。帝国データバンクによると豆腐店の倒産・休廃業解散件数は原材料や光熱費が上がり続けていることを背景に過去最多ペースに。取材した渋谷区で90年以上続く「太田屋豆腐店」もここ数年輸入大豆の仕入れ価格が上昇し4年前より4割高騰。去年と今年1月に10円ずつ値上げしたというが「この先価格を上げざるを得ない」と話す。一方タカノフーズは10月1日から「おかめ納豆」全商品の出荷価格を12%以上値上げすると発表。原材料や物流費などの高騰が理由。