帝国データバンクの調査によると、10月値上げ予定の食品は3000品目前後。ハムソーセージでは日本ハム、伊藤ハム、丸大食品が最大2割程度値上げ。食用油では日清オイリオグループが4%〜7%値上げ、昭和産業は1キロあたり20円以上値上げ。お菓子ではやおきんが「うまい棒」を12円から15円に値上げする。理由は原材料費、資材費、人件費、物流費の上昇や円安など。一方食品以外でも値上げするものがある。日本郵便は10月から手紙などの郵便料金を約3割値上げする。デジタル化により郵便物が減少する中、人件費物流費の増加などが影響している。日本郵便の郵便物流事業は昨年度686億円の赤字。薬も値上げ。第一三共ヘルスケアは「ロキソニンS」など13品目を6%〜19%値上げする。原材料や包装資材などの高騰のため。厚生労働省は「ヒルドイド」の自己負担額を引き上げる。ジェネリック医薬品の利用促進のため。損害保険4社(東京海上日動、損保ジャパン、三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保)は火災保険料を値上げする。相次ぐ自然災害と建物の老朽化、住宅の修理価格が上昇し支払額が増えているため。