コメ価格の高騰などの影響で、弁当店の倒産が過去最多のペースで推移していることがわかった。帝国データバンクによると、仕出しやテイクアウトを中心とした弁当店の倒産は、今年1月~5月で22件だった。過去最多だった去年のこの時期を上回っていて、このペースが続けば年間でも最多になる可能性があるとしている。物価高で価格にシビアな消費者が増える中、多くの弁当店が食材や包装資材などの価格上昇を売値に十分に転嫁できず、採算が悪化している。特に去年からのコメ価格の高騰が経営を圧迫し、事業を諦めるケースが目立ち始めているという。