今年の宝飾店の倒産件数が過去20年間で最小となる見込み。帝国データバンクによると1月から7月に発生したジュエリーショップなどの宝飾店の倒産は、去年の同じ期間と比べ半数以下に。増収となった企業も50%を超え、過去20年間で最大となっている。富裕層や訪日客を中心に販売が伸びたことや、金などの価格高騰が好調の要因だという。一方で物価高による節約志向で購買意欲の落ち込みや、より安価に取引されるフリマアプリとの競合が不安要素に。業績を支えてきた中国中心のインバウンド客も減少傾向で、好調な勢いは曲がり角に差し掛かりつつあるとの分析もされている。