牛の健康を左右するといわれているひづめ。伸びすぎるとけがや病気の原因となるため、削てい師による定期的な手入れが欠かせない。こうした課題に挑む5人の削てい師たちは20代から30代の若手集団。リーダー・右谷宗彦さんは6年前に削ていの仕事を始め、専門の会社を立ち上げた。削ていの作業を紹介。肉牛は歩かなくなるとエサを食べなくなり、肉質に影響が出ることかたひづめを整えることは特に重要。担い手の育成にも力を注いでいる。去年9月に入社した鎌田楓芽さんは「丁寧で優しい削てい師を目指したい。すごいかっこいいじゃないですか、あんなふうになりたいと思う」とコメント。削てい枠はデンマーク製。北海道には少なくとも200人の削てい師がいる。