春のセンバツ高校野球、能登半島地震で被災した石川県の日本航空石川高校が初戦に臨んだ。今年の1月1日に発生した能登半島地震により、石川県輪島市にある校舎などが被災した日本航空石川。それでも選手たちはセンバツ出場の可能性を信じ練習の拠点を山梨県の系列校へ移転、夢の舞台への切符を手にした。そんな甲子園に立った選手たちを地元・石川県輪島市や山梨県の系列校から見守る。6回に先制された日本航空石川は同点のチャンスを作るもあと1本が出ずなかなか得点できない。そんな中、8回の満塁のピンチの場面で伝令を務めたのは避難所生活を経験した七尾市出身の福森誠也選手。番組では被災から間もない福森選手を取材していた。地震発生後、祖母を背負ってはだしのまま高台に避難したという福森選手。きのうスタンドには孫の勇姿を見守る祖母の姿があった。ピンチの場面で伝令として笑顔で仲間のもとに駆け寄った福森選手は最後に選手らに帽子を脱ぐよう促し、落ち着かせてベンチに戻った。するとその直後、相手バッターを三振に抑えピンチを切り抜けると、1点ビハインドのまま迎えた9回裏、同点のチャンスを迎える。打席にはここまで2安打と当たっている段日向樹選手。ライト前に運びチャンス拡大。打席には6番・河田拓斗選手だったが、ここまでだった。1点が遠かった日本航空石川は惜しくも1回戦敗退。それでもスタンドからは多くの人が選手たちをたたえた。福森投手は夏に甲子園に戻ってくることを誓った。石川県勢では星稜がベスト8に進出を決めている。
住所: 茨城県土浦市土浦市中村西根1010
URL: https://www.joso.ac.jp/high/
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