会談は、鳥取・島根両県の知事が共通する課題の対策を話し合うために定期的に開かれていて、今回は人口減少をめぐり協議が行われた。はじめに鳥取県・平井知事は「人口減少問題のひとつのフィールドは山陰だが、全国的な問題としてアプローチしていかないといけない」と述べた。これに対して島根県・丸山知事は「各界、各層を巻き込んだ取り組みが必要で、政府や経済界も主体的な意識をもってもらいたい」と応じ、東京一極集中の是正や子育て支援、人口減少対策の充実などを引き続き協力して国に要請していく方針を確認した。また両県の大学を卒業した若者が、山陰地方で就職して働き続け安心して子育てできる「若者や女性にも選ばれる山陰」を目指して、魅力ある地域社会の構築に取り組むことも確認した。