泊海岸には約1600万年前の火山活動によって隆起した岩礁地帯が広がる。岩場に潜むうには波の影響を受けづらく成長しやすい。さらにこの海域は津軽暖流・親潮・黒潮がぶつかるポイントで大量のプランクトンが流れ込む。振動を感じたうには身を守るため周囲の仲間とトゲを絡ませる岩場に固まり収穫が困難になるため、うにが危険を察知する前にスピーディーに行うのが漁のコツ。雑食性のうには食べるエサによって身の味が左右される。泊の海は真昆布の宝庫でこれが泊うにの旨さの秘密。9月の産卵を控え身が詰まった今が旬の時期。宮川大輔らはうに漁に挑戦した。