北朝鮮・平壌にある金日成競技場。多くの観客が声援を送る中、入場してきたのは、様々な国の人たち。スタンドに手を振ったり、スマホで撮影したりしている。彼らは平壌国際マラソン大会に出場する選手たち。このマラソン大会は新型コロナウイルス感染拡大前の2019年まで毎年開催され、6年ぶりの開催。北朝鮮メディアによると、中国・ルーマニア・モロッコなど約200人が参加。選手らは5km・10km・ハーフマラソン・フルマラソンのいずれかに参加し、金日成広場など市内の各所を走った。北朝鮮は新型コロナの感染拡大以降、外国から人の往来を厳しく制限してきたが、今回のマラソン大会が規制緩和のきっかけとなるのか注目される。