能登半島地震の発生から一昨日で2か月となった。石川県では建物被害が7万5000棟を超え、多くの場所で断水が続く影響で今も1万1000人以上が避難生活を送っている。ボランティアは「物資はたくさん届けられている。食事の面は困っていないので1月頭と違う」と話した。一昨日には被害を受けた輪島高校の卒業式が金沢市内で行われた。校長は「みんなにこれ以上どんな顔をして「頑張れ」なんて言えるのかな。でもね前を向いていくしかないんです」と話した。卒業生代表の村本咲菜さんは「ともに力強く歩んでいきましょう」と話した。107人の卒業生のほとんどは進学や就職などで地元を離れるというが、久しぶりの再会を喜びながらそれぞれの飛躍を誓い合った。