赤レンガ倉庫を彩るクリスマスマーケット。イブの夜とあってイベントは盛況だが、目立つのは節約志向。調査会社の調べによると、プレゼントや食事などクリスマスにかける平均予算は1万6329円。ことしは約3割減った。新紙幣発行や年収の壁問題、止まない物価上昇とお金の話題が尽きなかったことし。銀座三越ではカットケーキに長蛇の列が。銀座三越アシスタントバイヤー・小柳共平さんは「クリスマスの暮らし方が多様化してきたのではないか」などコメント。ケーキ一つとっても時代の流れが現れている。30年前、銀座一番の売れ筋はホールケーキ。バブル時代、プレゼント相場は4万円。高級ホテル、ティファニーが定番。世の中が恋愛モード。遠距離カップルを描いたCMも。時代とともに過ごし方に変化が生まれている。