80歳の清水さんは持ち家に息子と2人暮らししており、収入は年金4万5000円のみだという。清水さんは50年以上銭湯で勤務し二人の子供と妻を支えてきた。62歳の時に胃がんになり入院し退院した頃には銭湯は廃業していた。その後はアルバイトや家賃収入などで家庭を守ってきたがそれを支えたのが妻の恵美子さんだった。しかし2022年の夏に恵美子さんの全身に末期がんが広がっていることがわかり、余命2か月を宣告された。10月に恵美子さんは亡くなり、現在清水さんは自炊を心がけているという。年金支給日にはスーパーに行き買い物をし、妻の好物だったイチゴを供えた。