広島に原爆が投下された日から今日で79年。広島で生まれ育った庭田杏珠さんは22歳は今年広島テレビに入社した。庭田さんは高校生の頃に習ったAI技術を使って、被爆前の広島の日常を写したモノクロ写真のカラー化を行っている。これまでにカラー化した写真は300枚以上で、被爆前にも今と変わらない日常があったことを伝えている。庭田さんの元に招待の手紙を送った阿部静子さん97歳は、約70年に渡って国内外で被爆証言活動をしてきた。学生の時は戦争真っ只中で、軍の将校阿部三郎さんと出会い、その後17歳で結婚した。しかし、三郎さんは戦地へ行くため、新婚生活は僅か1週間だった。その1年後、静子さんは爆心地から1.5km地点で被爆した。その後、三郎さんが帰宅し3人の子供が生まれ、三郎さんは73歳でこの世を去るまで静子さんに寄り添い続けた。庭田さんは静子さんの記憶を元に思い出の写真をカラー化した。
URL: http://www.htv.jp/