深部体温は内臓と脳の温度のことで平均は37度前後。高温の状態が続くと熱中症の要因の一つとなる。深部体温の上昇を抑えるのがアイススラリー。シャーベット状の”飲める氷”と呼ばれており、熱中症対策として厚生労働省が推奨している。広島大学大学院の長谷川教授によると、氷は通常決勝が大きく硬いため、体温を下げるのに時間がかかる。一方でアイススラリーは氷の決勝が小さく流動性があるため、周囲と氷との接触面積が広くなり高い冷却効率を発揮できる。アイススラリーの作り方を紹介。用意するのはスポーツ飲料1に対して凍らせたスポーツ飲料3の割合。これらをミキサーで撹拌するだけで完成する。一度に食べると胃に負担がかかるため注意。アイススラリーは暑熱環境下でも効果はあるが持続はしづらい。一番効果があるのは日中に外周つする10分前にコップ1杯飲むと約30分間効果が持続する。また、運動パフォーマンスの維持にも効果があるという。スポーツドリンクは飲み過ぎると血糖が上がると言われており、利尿作用から脱水を助長する。そのため割合を守ったほうが良いとのこと。