ユネスコ「世界の記憶」の登録を目指している被爆直後の写真や映像を紹介する企画展が原爆資料館で始まった。展示されているのは、広島市とRCCなど新聞・放送の5社が申請している1945年12月末までに撮影された写真と映像。RCCが申請したのは、日本映画社が被爆から2か月後に撮影した110分の記録フィルム。この撮影に当初から関わった日本映画社のディレクター、相原秀次さんの資料が原爆資料館に保管されている。この記録フィルムは、被爆間もない広島の姿をまとまった形で後世に伝える貴重な映像。企画展では、地上から撮ったキノコ雲や被爆直後の負傷者、街の様子を捉えた写真などおよそ140点が展示されている。企画展は9月16日まで開催されている。