コンクラーベに参加した前田万葉枢機卿が取材に応じた。日本時間9日、新教皇レオ14世が誕生した。コンクラーベには世界71カ国、133人の枢機卿が参加した。2018年に日本人として6人目の枢機卿に任命された前田万葉氏は今回コンクラーベ初参加だった。本物の枢機卿でさえ参考にするほど評判だったのが、現在上映中の映画「教皇選挙」。そこでは全枢機卿の3分の2以上に達しないと投票用紙が燃やされるなどの新枢機卿選出までの舞台裏が描かれている。今回のコンクラーベについて前田枢機卿が教えてくれた。配られたのは133人の枢機卿の写真と経歴などが掲載された分厚い冊子。コンクラーベの期間中は外部との接触を遮断し秘密保持を徹底するため携帯も持ち込みNG。トーマス・リース氏によると、床を2mほど高くして電子機器のい妨害装置を設置、会話を盗聴できないようにしているという。会場となったシスティーナ礼拝堂の壁にはミケランジェロの「最後の審判」が描かれている。アメリカのブックメーカーでは有力候補として3人の候補者があがっていたが、新教皇となったプレボスト氏にはわずか1.1%と13位だった。無名の候補が教皇に上りつめた。
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