中国では、若者の間でコンパクト型のデジタルカメラの人気が再燃している。インフルエンサー達が中古のデジカメで撮った写真をSNSに投稿し、それが次第に若者にも広がったという。大手通販サイトによると、2022年上半期の販売台数は、前年同期比15倍になり、価格も1台2000円程度から5~10倍の値段になっている。デジカメならではの画素数の低いレトロな写真の雰囲気が、若者の癒やしになっているという。また、インターネットを通じての情報流出が低いことも、監視社会における中国でのデジカメ人気の背景にあるという。