中国がことし中に開発が完了するとしている最新の無人機「彩虹7」。ステルス性能もあり、偵察も攻撃も可能とされている。実物の機体が展示されたのは、今回の航空ショーが初めて。「シャチ」という名前の大型無人船も公開されているという。対艦ミサイルなどの兵器を搭載できるほか、ヘリコプターの離着陸も可能で、対潜水艦作戦や防空作戦などが実施できるとしている。中国メディアは、敵の無人機に備えた防空態勢も強化しているとアピールしている。アメリカ国防総省は、兵力や兵器の数では中国に劣るとして、ウクライナでの戦い方を参考に、安価な無人機や無人艇を大量に配備する方針「レプリケーター・イニシアチブ」を進めている。油井は、AIと無人機による戦いがアジアでも広がろうとしていて、今回の航空ショーはその一端を垣間見る場となっているなどと話した。