後期高齢者医療制度の保険料はこれまで月平均6575円だったが、今年は月7082円、来年は7192円となる見込み。財源は20兆円となっていて、約5割が税金、現役世代の健康保険料から約4割、75歳以上の保険料が約1割となっているが、2008年~22年の1人あたりの75歳以上の保険料は1.2倍なのに対し、現役世代の支援金は1.7倍となっている。今回の値上げは高齢者を中心に年金などの収入が211万円以上の人が対象で、収入に比例して保険料が更に増加する仕組みとなっている。65歳以上の人が支払う介護保険料は介護人材確保のために増額となり、これまでは所得に応じて9段階に分かれていたものの、こちらも320万円以上で一律だったのが、新たに4段階収入を細分化して負担を増やしていく。