新人プロレスラー・山岡聖怜さん(18歳)。去年8月に女子プロレス団体「マリーゴールド」入門。たった5カ月でプロデビュー。新人離れした実力で会場を沸かせた。スーパールーキーとして大注目の選手。小学4年生から始めたレスリングが彼女の強さの秘密。しかし、ケガでレスリングができなくなった。どん底の聖怜さんが見た希望がリングで輝く女子プロレスラーたち。かつて日本中を大熱狂させた女子プロレスブームも今は大小様々な団体が乱立。聖怜さんも期待の新人とはいえ、リングの設営からグッズの販売までこなす。今年3月、再び練習場を訪れた。大きな試合が決まったという。聖怜さんの試合は女子プロレスブームの立役者・長与千種さんとの団体とのタッグマッチ。互いの看板をかけた絶対に負けられない戦い。対戦相手はいきなり聖怜さんたちに立ち向かっていく。新人プロレスラー・暁千華さん(19歳)。聖怜さんより3カ月早くデビューした。デビュー戦の相手はアメリカのリングでも活躍したトップレスラー。圧倒的な実力の差でも一歩も引かない負けん気溢れるど根性ガール。プロレスラーを目指した理由は女子プロレスの試合を見たこと。中学生でプロレスラーを本気で目指し始めたが、学生時代は吹奏楽部で運動経験はなかったという。腕立て伏せが1回もできなかった少女が持ち前のど根性で半年後プロテスト合格。現在は寮で暮らしながらプロレス漬けの毎日。見た目も経歴も対称的な2人。試合開始のゴングが鳴った。聖怜さんは片足タックルを仕掛け、得意のレスリングに持ち込む。千華さんはパワーを活かした絞め技で迎え撃つ。今回はタッグマッチで2人だけの戦いではない。ベテラン選手の手痛い洗礼。それでも聖怜さんは意地を見せた。先輩たちの気迫で2人の闘神は再びつながる。しかし2人とも体力はすでに限界。一歩も譲らない戦い。25分37秒の戦いを制したのは聖怜さん。ライバル同士のつながりは少女たちをさらなる高みに。聖怜さんの夢は「プロレスを広められるような選手になる事!!」。千華さんの夢は「女子プロレスの大ブームを起こす!!」。
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URL: http://www.tokyo-dome.co.jp/hall/
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