静岡県が来年夏から導入を目指す富士山の入山料は、入山管理料の名目で、富士宮口・御殿場口・須走口の3ルートでの徴収を義務化し、1人あたり3000円・4000円・5000円の3案で検討しているという。これまで任意で1人1000円を徴収してきた富士山保全協力金は廃止する方針だ。山梨県側ではことし夏から、1人2000円の通行料の徴収を開始していて、両県の足並みが揃っていなかった。静岡県は、夜間の通行規制も富士宮口で午後4時から翌午前3時までとするなど、それぞれの登山道で設ける考えで、来年2月の県議会定例会に条例案を提出し、来年夏からの規制開始を目指す。