史上最年少、日本人女性として初めてスーパーフォーミュラに参戦する野田樹潤。野田が所属するチームは2023年からスーパーフォーミュラに参戦した「TGMグランプリ」。野田をレギュラードライバーに抜擢した代表の池田和広は「スーパーフォーミュラで女性は難しいんじゃないかとずっと言われてきてました。彼女の持っているスピード感覚があれば無理だと言われたことが可能になるんじゃないか」と期待を語った。新たに挑戦するF2はこれまで出場してきたF3とは求められる運転技術が大きく異なる。野田は「車の性能が全然違うのでコーナーをもっと速く走れたりとかブレーキの性能も全然違ったり。もっともっとドライビングスキルが必要になってきますし、体力面でももっとハイレベルなところになってくる」と語った。昨年12月、全チーム参加の合同テストが鈴鹿サーキットで開催。テストでは今シーズン参戦予定の22選手が走行。鈴鹿で走るのは「ほとんど初めて」という野田の順位は最下位。トップとは一周で約4秒の差がついた。しかし、テスト2日目では2秒ほどタイムを縮め、最終日の走行でも前日とほぼ同様のタイムを叩き出した。