気象庁によると大型で強い台風6号は、きょう正午には日本の南の海上を1時間に15キロの速さで北北西に進んでいるとみられる。この時間、奄美南部の一部では風速15メートル以上の強風域に入っている。台風は今後発達しながら北東に進む見込みで、奄美地方では今夜遅くからあさってごろにかけてうねりを伴った猛烈な時化となり、局地的に雷を伴った激しい雨が降る恐れがある。きょうの最大風速は奄美南部が20メートル、北部が18メートル、最大瞬間風速はいずれも30メートルに達すると予想されている。さらにあすの最大風速は奄美南部で28メートル、最大瞬間風速は40メートルに達すると予想されている。また、きょうの波の高さはいずれもうねりを伴い、奄美北部・南部で6メートルの大時化となる見込みで、あすは奄美南部で10メートル・北部で9メートルの猛烈な時化が予想されている。奄美地方では大潮の時期が重なるため、あさってにかけて潮位が高くなる恐れがある。気象台はうねりを伴った高波に厳重に警戒するとともに暴風に警戒するよう呼びかけている。