王位戦の第3局は、おとといから徳島市で行われた。藤井聡太七冠(22歳)は挑戦者に渡辺明九段(40歳)を迎え、王位戦5連覇と「永世王位」の資格獲得を目指している。お互い1勝1敗で迎えた第3局は互角の戦いが続き、終盤まで一進一退の攻防となったが、きのう午後7時14分、藤井七冠が111手で渡辺九段を投了に追い込み、2勝目をあげた。王位・藤井聡太七冠は「(終盤で)こちらの玉を安全にする手が生じて、もしかしたら勝ちなのかなと思いました」「(第4局は)前よりいい状態でのぞみたいと思います」と語った。永世王位まであと2勝とした藤井七冠は、今月19日と20日に佐賀県唐津市で行われる第4局にのぞむ。