県は南海トラフ地震などの大規模災害に備えて、先月1日時点で各市町村が備蓄している食料や携帯トイレなどの数をホームページで公表した。それによると、人口約24万5000人と県内最大の徳島市では、食料が10万7000食分、携帯トイレが3万8400個、生理用品が5460枚などとなっていて、トイレットペーパーの備蓄はないという。また、人口約6万5000人と2番目に多い阿南市では、食料が約3万9000食分、携帯トイレが4万3000個、生理用品が約1万2000枚、トイレットペーパーが2400ロールなどとなっている。このほか、各自治体の備蓄品については県がインターネット上で防災や危機管理情報を公表している「安心とくしま」のホームページで確認できる。県防災対策推進課は「各自治体はほかの自治体の状況を参考に備えを進めてもらいたい。また、県民のみなさんは日頃の備えに役立ててほしい」とコメントしている。