- 出演者
- 小林孝司 高瀬耕造 一柳亜矢子 北向敏幸 大木浩司 金城均 石井隆広 坂下恵理 米澤太郎 黒澤太朗 山口音々 河畑達子 田口詩織 小原茂
オープニングの挨拶をした。
災害関連死も含めて278人が犠牲になった一連の熊本地震で、2度目の震度7の揺れを伴う本震が発生した日から今日で9年。未明に震度6強の揺れを観測した南阿蘇村では、大規模な土砂崩れが発生し、阿蘇大橋が崩落するなど甚大な被害が出た。近くを来る前走っていたと見られる男性が巻き込まれた。本震が発生した午前1時25分、男性の母親が追悼。毎年一緒にこの場所を訪れていた夫は去年9月亡くなった。同じ頃、追悼する東海大学の学生や卒業生たち。南阿蘇村の東海地区では、東海大学農学部のキャンパスの近くにあったアパートや住宅が崩壊し、大学生3人と住民1人が犠牲になった。当時を知る卒業生が、地震当時の様子を学生に語った。震災遺構として残されている旧阿蘇大橋。近くの展望所では、犠牲者を悼む人の姿が見られた。南阿蘇村立野では、大規模な土砂崩れなどで4人が亡くなった。倒壊した家屋の近くに建てられた慰霊碑の前では、地区の住人が花を手向け静かに手を合わせていた。
能登半島地震による液状化で大きな被害が出た高岡市では、地盤対策の住民説明会が昨夜始まり、住民からは設備の維持費の負担に懸念の声が上がった。高岡市は3つの地区で地下水の水位を下げる工事を行う方針だが、実施には住民の同意が必要とのこと。排水ポンプの維持管理などに年間2600万円かかるという。高岡市は今月24日まで合わせて10回説明会を開く予定。
小諸市の小諸城址懐古園でソメイヨシノが満開となり、石垣の上からはピンク色の花びらが広がる景色を楽しむことができる。園内には連日県内外から花見客が訪れている。25日まで桜まつりが開かれているとのこと。
3年前の知床半島沖の観光船沈没事故をうけた海難救助体制の強化の一環で、海上保安庁は体制が手薄な東北エリアをカバーするため、千歳航空基地にはじめてヘリコプターを配備することになった。2022年4月に知床半島沖で観光船が沈没し、乗客乗員20人が死亡・6人が行方不明になった事故では、救助のヘリコプターが現場に到着するまでおよそ3時間かかったことや、海難事故で救助に当たる機動救難士が1時間以内に到着できる場所に配置されていなかったことなどが指摘された。
国が発表した南海トラフ巨大地震の新想定のうち、半割れと呼ばれる地震のパターンについての記事を紹介。時間差で東側か西側片方で起きる地震のことをいう。西側の半割れで死者は10万人余り、東側の半割れで7万人余。徳島市では去年8月に阿波おどりの時期と重なって、手探りの対応となった。巨大地震警戒が出された場合には学校を休校にしたり阿波おどりの中止などをあらかじめ決めているとのこと。
福島県内のタクシー運賃がきょう一斉に値上げされた。人件費や燃料費の上昇などに伴うもので、普通車の初乗り運賃の上限は700円となり、平均で1割程度の値上げとなる。距離に応じた加算料金の上限も248メートルごとに90円だったのが、260メートルごと100円に変更されるほか、大型車や特定大型車もそれぞれ引き上げられたとのこと。福島市内のタクシー会社では今朝早く、担当者が車内のメーターの設定を変更し、初乗り運賃が書かれたステッカーを窓に張り替える作業に追われていた。
福島市の果樹農家では2ヘクタールほどの敷地に様々な品種のモモが植えられている。今年は咲き揃うまでに時間がかかったが、今ではほぼ満開となっていて、人工受粉作業が最盛期を迎えている。栽培が順調に進めば、7月20日ごろにはあかつきなどが収穫できる見込みとのこと。
鹿児島と宮崎にまたがる霧島連山では、先月噴火警戒レベルが入山規制を示す3に引き上げられたが、警戒範囲に入っていない山への登山の安全を祈願する山開きが霧島市で行われた。新燃岳は噴火警戒レベルは3に継続したまま、火口からの警戒範囲がおおむね4キロから3キロに縮小された。
滋賀県にも西陣織の伝統を受け継ぐ工房があるという。この工房ではつづれ織りと呼ばれる技法で着物の帯やどんちょうなどを手掛けてきた。守山市でつづれ織りの工房を営むのは清原聖司さん。和服の需要の低迷でこの40年間で職人が150人から20人まで減少したという。清原聖司さんが打開策として考えたのは新たな市場の開拓。名刺入れなどをつくっているとのこと。丈夫なつづれ織りの機能性に注目し、インテリアメーカーと羊毛の敷物を開発し、グッドデザイン賞を受賞した。去年は新たにアート作品の仕事が舞い込み、びわ湖をデザインした。70年以上前の織り機の部品を活用したという。清原さんは伝統の業を後世につなぐため、挑戦し続けたいと話している。パリにあるアートパネルも清原さんの工房で製作された。スイスのデザイナーと共につづれ織りの製品づくりもしている。
大船渡市の山林火災で被害が大きかった三陸町綾里で、木の枝や葉全体が燃える樹冠火が大規模に発生し、延焼が拡大した要因のひとつになったとみられることが林野庁と岩手県の調査でわかった。林野庁によると、樹冠火は木の上の部分にある枝や葉全体が燃えるもので、下草や落ち葉などが燃える地表面の火災に比べ、火の粉が強風の影響を受けてより遠くまでとびやすくなり、今回の山林火災で延焼が拡大した要因のひとつになったとみられるとのこと。
山形県が日本一の収穫量を誇るさくらんぼの開花の時期にあわせて、県は早期の人工受粉など、栽培管理を徹底するよう呼びかけている。去年の山形県のさくらんぼの収穫量は全国の7割にあたる8500トンほど。きょうは県や農協の職員などおよそ30人が山形市のさくらんぼ農園に集まった。
全国で大規模な山林火災が相次ぐ中、山菜採りなどで山に入る人が増える時期を前に、県などが注意を呼びかけるキャラバンの出発式が行われた。出発式には消防隊員などおよそ30人が集まった。齋藤千賀子支庁長は「相互に連携を深め、山林火災の防止に取り組んでください」などと話した。最上地方では野焼きなどが原因で山林火災が5件発生している。
山形の秋の風物詩、日本一の芋煮会についてチケットを100円あげて開催することになった。日本一の芋煮会は山形市内を流れる馬見ヶ崎川の河川敷に設置した直径6.5mの大鍋で郷土料理の芋煮を作る山形の秋を代表するイベント。前売り券は600円、当日券は700円となる。今年の開催は9月14日。
全国有数の桜の名所として知られる青森・弘前公園では弘前さくらまつりが始まった。ソメイヨシノなど50種類あまりの桜の木が約2600本植えられている名所であり、毎年恒例となっている。当初は明後日開幕予定だったが平年よりも開花予想が6日早いきょうとなっていることから開幕を2日前倒ししている。桜田宏市長は「厳しい冬があるからこそ春の訪れを大変うれしく感じる」と話す様子を見せている。ソメイヨシノはまだ開花宣言は出されていないが、開花しているシダレザクラを多くの人が撮影している。さくらまつりは来月5日まで行われる。
青森県警察は部下の仕事と家庭の両立を応援する上司「イクボス」の宣言を行い、ワークライフバランスの充実を推進している。県警本部では新たに課長となった幹部を対象にセミナーを行い18人が参加している。セミナーは働きやすい 職場を作るため部下のプライベートに理解を寄せることや、上司本人も仕事とプライベートを両立することが重要と紹介するものとなっている。青森南警察署・佐藤裕貴子署長は「局員が働きやすい環境づくりは私の大切な役割」と意気込む様子を見せていた。
岡山・鏡野町の奥津湖周辺はカヤックやキャンプなどの体験が可能となっているが、大型連休を前に国土交通省苫田ダム管理所の職員が設備の点検を進めている。鏡野町と地元観光団体の職員など12人が集まって3グループで転落防止用の遊歩道の異常の確認に務めていて、柵が歪んでいる場所や看板が落下してしまったところを記録している。参加者たちはおよそ1時間半、道に落ちているゴミ拾いも兼ねて点検を行った。