徳島県庁を訪れたのは、県立小松島西高校の生徒4人。生徒たちは日本政策金融公庫が主催する全国の高校生などがビジネスプランを競うコンテストで、5100件あまりの応募の中から全国の上位10チームに選ばれ、最終的に優秀賞を受賞した。生徒たちは各地の海で問題となっている、海藻が魚に食べ尽くされる「磯焼け」を解決するため、主な原因とされている未利用魚を使った商品の開発や販売などを行うプランをコンテストで提案した。4人は後藤田知事にコンテストで実際に行ったプレゼンを披露し、企業などの協力を得て開発した未利用魚の「ブダイ」を使ったレトルトカレーを販売して、売り上げの一部を藻場の再生につなげていることを説明した。後藤田知事は「大人顔負けのレベルで、与えられたものではなく、高校生自らが問題意識を持っていることがすばらしい」と話していた。
住所: 徳島県徳島市万代町1-1