御所参内・聚楽第行幸図屏風には、秀吉が聚楽第に天皇を招く行幸の光景が描かれていた。歴史学者の矢部さんは、秀吉の後ろに付き従う人物は大名である可能性がある、具体的には徳川家康や織田信雄あたりと指摘した。秀吉は、公家の装束を大名たちに着させて行列に参加させていた。関白として冠位の頂点に君臨していた秀吉は、天皇を通して大名たちに自らに次ぐ冠位を与えて序列を明らかにしていた。行幸の目的は序列を目に見える形で演出することだった。
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