東北大学の遠田晋次教授によるとけさの地震は、元日に起きたマグニチュード7.6の地震で、周囲にひずみがたまったことで引き起こされたと考えられるという。その上で、元日の地震の震源の南にある別の断層がずれ動いたと見られるとしている。ひずみは珠洲市や能登町、穴水町の周辺などにたまっていると見られ、今後、同じ程度の地震が起きる可能性があると指摘している。また、遠田教授の解析では、元日の地震の震源域の両端に当たる志賀町の沖合や新潟県佐渡市の西側でもひずみがたまっていると考えられるという。付近には海底の活断層が確認されていることから、より規模の大きな地震が起きるおそれがあるとしたうえで、震源が海域の場合は津波にも注意するよう呼びかけている。