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「急性障害」 のテレビ露出情報

広島市の原爆資料館に展示された姉弟の写真。当時9歳の池本アイ子さんと当時7歳の徹さん。放射線被害を訴える象徴的な1枚として少なくとも30年前から展示されている。アイ子さんの息子の山澤寛治さん(64)が初めて母への思いを語った。池本きょうだいは爆心地から1kmで被爆、命は助かるも数日後に体に異変があった。放射線による急性障害だった。被爆から4年後に徹さんが突然体調を崩し11歳で亡くなった。母・アイ子さんは山澤さんが5歳の時29歳の若さで亡くなった。被爆から20年が経っていた。その後、新しい母親が来たこともあり、家族からアイ子さんの話を聞くことはほとんどなかった。去年、取材の申し込みがきっかけで母・アイ子さんについて改めて考えたという。4歳の孫に母を亡くした幼い自分を重ね合わせた。寛治さんのもとに残る1冊のアルバム。2人で写るのは1枚のみ。山澤さんが知りたいのはアイ子さんの被爆者としての話ではなく、幼い自分と過ごした母親としての姿。60年経って初めて見えた少女の「その後の人生」。

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