学童疎開船「対馬丸」は太平洋戦争末期の1944年、沖縄から長崎へ向かう途中に悪石島の沖でアメリカ軍の潜水艦に撃沈され1484人が犠牲になった。内閣府は去年、悪石島の北西およそ10キロ付近で無人探査機による海中調査を実施。水深およそ870メートルの海底で船体を確認し分析を続けていた。調査の結果、船体の中央付近に魚雷の攻撃を受けたとみられる大きな穴が新たに見つかった。遺骨や遺品は見つからなかったという。煙突など船体上部の構造物は多くが崩落し、骨組みの一部のみが残っていた。内閣府によると千島丸の被害の詳細が明らかになったのは初めてだという。周辺の海底では木片や土砂なども収集していて、今後、平和学習の教材などに活用される予定だ。
