ことしの甲子園もさまざまな好プレーが生まれている。その1つがきのう関東第一高校が9回裏に決めた、劇的なバックホームだった。その直後からSNSで話題になっているプレーがある。28年前の同じ日、甲子園の決勝戦で生まれた奇跡のバックホーム。当事者の新たな証言からチームワークによって生まれたことが明らかになった。1996年、夏の甲子園決勝:松山商業×熊本工業の対戦 。三塁ランナーがホームを踏めば、負けが決まる場面でライトに投入されたのが矢野勝嗣さんで奇跡のバックホームを演じた選手。代わったばかりの初球、この日の最大瞬間風速は9mを超えで打球を押し戻した。矢野さんは現在、地元のテレビ局(愛媛朝日テレビ)に勤めている。初めて奇跡のバックホームの真相を語ってくれた。なぜホームが見えない中でバックホームができたのか、それをひもとく写真が、松山商監督(当時)・澤田勝彦さんの家に残されていた。ライトで矢野が送球する際にセカンド、ファースト、キャッチャー、更に送球が逸れた場合に備えてピッチャーまでが一直線に並んでいた。繰り返し仲間と練習してきた成果が土壇場で現れ、矢野さんは、チームワークが奇跡のバックホームにつながったと明かした。45歳になった矢野さん、甲子園で戦ったメンバーと今も交流が続いているという。
住所: 愛媛県松山市旭町71
URL: http://matsuyama-ch.esnet.ed.jp/
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