福田は時効21日前に逮捕された。福田は取り調べで「何年ぶりやろ本名書いたの」とつぶやいた。福田は松山に移送され、あと20日以内に起訴しなければ殺人罪として有罪にはできない。福田は共犯者がいると話したが、警察に共犯者の写真を見せられると顔も知らなかった。時効まで残り6日、福田は殺人はやっていないと話す。福田は家族ぐるみで付き合いがあった男性と店を出す話を被害者の女性にしたが、女性に馬鹿にされ男性が被害者を殺したと話し始めた。
福田を起訴できないことは愛媛県警にとって不名誉なこと。男性の日記を調べると、事件があった当時は建設会社で働いていて男性は愛媛の事件現場にはいなかったことがわかった。時効まで残り1日、福田は起訴された。2003年11月、強盗殺人の罪で無期懲役が確定した。2005年3月、福田は刑務所内でくも膜下出血で倒れ息を引き取った。57歳だった。