ストレスを減らせる科学的な研究が進んでいる。慶應義塾大学・満倉靖恵教授は「工学」と「医学」の2つの博士号を持つ。17の特許を持つなど「発明家」でもあり、中にはスマートフォンをかざすと顔のところに出る黄色い枠の特許も。満倉教授が17年もの歳月をかけて完成させたのが「感性アナライザ」。世界初のリアルタイムで感情が可視化できる装置。そもそも感情やストレスは脳の中で生まれ脳波として表れる。満倉教授は赤ちゃんから102歳まで、国籍さまざまな約8000人の脳波データを収集・解析。それを基にして世界初の装置を開発した。自己分析ではおおらかな性格の近藤アナだが、感性アナライザで感情を計測。頑張って並べていたドミノを倒された瞬間、ストレスは急上昇しMAXの100%に。「彼氏の気持ちを知りたい」との思いから生まれた感性アナライザは、好き・嫌い・ストレス・集中など35項目の感情を計測可能。現在では多くの企業が商品開発などに活用。化粧品メーカーは満倉教授との共同研究でストレスを軽減する香りを研究中。また、大手飲料メーカーは炭酸飲料を飲むことで集中力がアップするという結果を得た。