イギリス・論壇の旧王立造幣局の跡地を中国政府が購入したのは2018年で、その後建設計画を申請したものの却下。計画は承認されなかった。そうしたなか、2024年に誕生したのが労働党のスクーマー政権だった。就任を祝う電話で習近平国家主席は「大使館新築を許可してほしい」と述べたという。その後判断を3回延期されていたが、スターマー首相は20日に大使館建設を承認した。安全保障上の懸念が指摘されるなか、なぜ承認に踏み切ったのか。ヨーロッパの安全保障に詳しい慶応大学・鶴岡路人教授は「スターマー首相の中国訪問が予定されているということ。中国側は在英中国大使館の建設問題でなかなか許可が下りないことに非常に強く反発してきた。この問題は二国間の懸案になっていたわけでスターマー首相の中国訪問の前にこの問題を解決したかったという政治的な意図がイギリス側にあったということは否定できない」と話す。今月末に予定されているスターマー首相の中国訪問。アメリカ、ロシアとの経済関係の悪化が影響していると指摘する。スターマー首相は中国と経済面で安定した関係を築きたいと考えているという。
