小学校で理科を教えている相場博明さんが持っているのは新種のコガネムシの化石。相場さんは「あごの先が丸く2つにわかれている。このかたちの大あごを持つコガネムシは日本にはいない」と話す。発見のきっかけは慶應義塾高校の地学の授業。植物の化石採集を行っていたところ、生徒の1人が発見したという。化石の発見者で当時高校3年制の八谷航太さんは「すごくキレイな虫が出てきて、先生に報告したら結構リアクションがあった」と話している。高校は化石研究をしている相場さんに連絡。相場さんが海外の協力も得て外国の似た種と比較したところ、前脚の形が異なっていた。このことから新種と判断し国際誌に論文を発表した。新種のコガネムシの名前は発見者の名前にちなみ「ヤタガイツノセンチコガネ」と名付けられた。八谷さんは現在、慶應義塾大学の1年生でコンピューターサイエンス分野が専門だという。
住所: 東京都渋谷区恵比寿2-35-1
URL: http://www.yochisha.keio.ac.jp/
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