全国の書店員がいちばん売りたい本を投票で選ぶ本屋大賞。ことしで21回目。大賞作品は、宮島未奈さん「成瀬は天下を取りにいく」。6つの短編からなる青春小説。作品は主人公・成瀬あかりの印象的なせりふから始まる。舞台は滋賀・大津市。女子中学生・成瀬が、閉店を控える地元の百貨店に毎日通って、テレビ局の中継に映ろうとしたり、野球のユニホームを着て漫才コンテストに挑戦したりする姿がユーモラスに描かれている。物語にちなんだユニホーム姿で登壇した、作者・宮島未奈さんは「滋賀の皆さんみてますか?成瀬が本屋大賞撮りました」とコメント。
本屋大賞・大賞作品は、宮島未奈さん「成瀬は天下を取りにいく」。東京都内の書店では、本屋大賞の売り場が大きく設けられている。受賞発表後の本屋大賞コーナー。本屋大賞の作品を毎年読んでいるという男性は「一般人の目線で評価されていて、説得力がある」と語った。すでに受賞作品を読んでいる人もいた。
本屋大賞・大賞作品は、宮島未奈さん「成瀬は天下を取りにいく」。主婦をしながら新人賞などに応募を続け、今回の作品が、デビュー作の宮島さん。コロナ禍に書き始めたという。この本を書こうと思ったきっかけについて聞いた。主人公・成瀬あかりは、二百歳まで生きることが将来の夢と語り、毎日、丁寧に歯を磨いたり、実験のために坊主にしたり、地方で何気ない生活を送りながら、全力で自分が信じた道を突き進む。宮島さんは「(コロナ禍は)受け入れられることと受け入れられないことがある。きっとみんなそう。“昔ああいうことをしておけばよかった”というのは絶対あると思う。そういうことで全力投球の成瀬にひかれるというのはあるのかな」と語った。
本屋大賞・大賞作品は、宮島未奈さん「成瀬は天下を取りにいく」。何事にも戦力投球の成瀬に多くの人がひきつけられている。物語に登場する滋賀・大津市のスーパーには、物語の舞台を一目見たいと読者が全国から訪れている。
本屋大賞・大賞作品は、宮島未奈さん「成瀬は天下を取りにいく」。愛知・安城市で本屋を営む松崎通彦さんは、挑戦し続ける成瀬の姿に背中を押されているという。自動車部品を扱う工場に勤めていた松崎さんは、全国的に本屋が閉店していく中、文化の拠点を作りたいと、去年、生まれ育った町にカフェを併設する本屋をオープンした。オープンして4か月。経営や収入面でも悩みの種が尽きない中、成瀬が支えになっているという。「この町を明るく照らす存在に、自分の店を育てていきたい」と考えている。
本屋大賞・大賞作品は、宮島未奈さん「成瀬は天下を取りにいく」。本の中で、作者・宮島さんは、「先のことなんてわからない」とのせりふを書いている。宮島さんは「3年前まで小説家になれるかどうかわかってなかった。もしかしたら未来は良くなっているかもしれないという希望をもって。常に希望を忘れずに生きていきたい」と語った。都内大手書店・吉野裕司副店長に、最近の読者が求める本について聞いたところ「たび重なる震災、コロナや戦争もあったりと、社会が暗い中で癒やされるような本がトレンドになっている」という。
本屋大賞・大賞作品は、宮島未奈さん「成瀬は天下を取りにいく」。東京都内の書店では、本屋大賞の売り場が大きく設けられている。受賞発表後の本屋大賞コーナー。本屋大賞の作品を毎年読んでいるという男性は「一般人の目線で評価されていて、説得力がある」と語った。すでに受賞作品を読んでいる人もいた。
本屋大賞・大賞作品は、宮島未奈さん「成瀬は天下を取りにいく」。主婦をしながら新人賞などに応募を続け、今回の作品が、デビュー作の宮島さん。コロナ禍に書き始めたという。この本を書こうと思ったきっかけについて聞いた。主人公・成瀬あかりは、二百歳まで生きることが将来の夢と語り、毎日、丁寧に歯を磨いたり、実験のために坊主にしたり、地方で何気ない生活を送りながら、全力で自分が信じた道を突き進む。宮島さんは「(コロナ禍は)受け入れられることと受け入れられないことがある。きっとみんなそう。“昔ああいうことをしておけばよかった”というのは絶対あると思う。そういうことで全力投球の成瀬にひかれるというのはあるのかな」と語った。
本屋大賞・大賞作品は、宮島未奈さん「成瀬は天下を取りにいく」。何事にも戦力投球の成瀬に多くの人がひきつけられている。物語に登場する滋賀・大津市のスーパーには、物語の舞台を一目見たいと読者が全国から訪れている。
本屋大賞・大賞作品は、宮島未奈さん「成瀬は天下を取りにいく」。愛知・安城市で本屋を営む松崎通彦さんは、挑戦し続ける成瀬の姿に背中を押されているという。自動車部品を扱う工場に勤めていた松崎さんは、全国的に本屋が閉店していく中、文化の拠点を作りたいと、去年、生まれ育った町にカフェを併設する本屋をオープンした。オープンして4か月。経営や収入面でも悩みの種が尽きない中、成瀬が支えになっているという。「この町を明るく照らす存在に、自分の店を育てていきたい」と考えている。
本屋大賞・大賞作品は、宮島未奈さん「成瀬は天下を取りにいく」。本の中で、作者・宮島さんは、「先のことなんてわからない」とのせりふを書いている。宮島さんは「3年前まで小説家になれるかどうかわかってなかった。もしかしたら未来は良くなっているかもしれないという希望をもって。常に希望を忘れずに生きていきたい」と語った。都内大手書店・吉野裕司副店長に、最近の読者が求める本について聞いたところ「たび重なる震災、コロナや戦争もあったりと、社会が暗い中で癒やされるような本がトレンドになっている」という。