DeNAのドラフト1位ルーキー・度会隆輝選手（21歳）に話を聞いた。度会選手は高校時代、“名門”横浜高校で甲子園に出場してプロ入りが期待されたが、3年前のドラフト会議では名前が呼ばれることはなかった。絶望の淵にいた度会隆輝を支えたのは、元プロ野球選手の父・博文さんだった。父・博文さんについて、度会隆輝は「『お前の野球人生、ここで終わりしゃない。違うステップでプロに行けるから頑張れ』と言われ、励みになった」と話し、プロの世界を知る父の言葉を励みにして、高校卒業後は社会人野球の道へ進んだ。地道な努力を重ね、野手として社会人野球初の三冠王（橋戸賞、若獅子賞、打撃賞）に輝いた。あの挫折から3年が経ち、2度目のドラフト会議では、3球団が度会隆輝を1位で指名した。入団したのは、高校時代に慣れ親しんだ横浜を本拠地とするDeNAベイスターズだった。DeNAファンについて、度会隆輝は「本当に心の底から温かい声援をくれる。チームの優勝が一番のファンへの恩返し。『度会のプレーを見ていると野球が楽しい、やりたくなる』『元気になる』と言ってもらえるのが幸せ。そういう選手になれるように頑張りたい」と語った。木曜パーソナリティー・鈴木福は「“球界を代表する選手になるんだろうな”という開幕のスタートとともに、広島も苦しめられた。今後も日本プロ野球を牽引してほしい」とコメント。DeNAは、あすから広島と3連戦を行う。