傘は古代エジプト時代には誕生していたといわれている。雨よけではなく、日傘として使われ、権力の象徴だった。古墳時代に日本に伝来。貴族の時代から武士&庶民の時代へといった変化や、雨が多い日本の環境に合わせて、自分でさす&雨よけといった現代のような傘の使い方へと進化。江戸時代になると、番傘と呼ばれる傘が一般的に使われ、庶民の間で大流行。明治時代、文明開化を迎えると洋傘が登場。昭和時代に入ると洋服がファッションの主流になり、人々の持つ傘も和傘から洋傘へと移行していった。元バドミントン日本代表・潮田玲子に問題「1958年(昭和33年)に誕生した日本発祥のある傘とは?」、正解「ビニール傘」。世界で初めてビニール傘を生み出した、江戸時代から続く老舗傘メーカー「ホワイトローズ」(東京・台東区)代表取締役社長・須藤宰さんに誕生秘話を聞く。今では9種類、年間1万本を生産する国内唯一のビニール傘メーカー。上皇ご夫妻も愛用されるビニール傘「縁結−雅−」、折りたたみビニール傘「アメマチ50(ショート)」、SPACECOOL日傘を紹介。傘は日本のプロ野球チーム・ヤクルトスワローズの応援にも使われている。