Instagramで新たに13歳から17歳の利用者を対象にしたティーンアカウントの導入が始まった。すでに米国などで使われている。ティーンアカウントは今持っているアカウントに順次適用されるもの。インスタを運営しているメタ社によるとアカウントは非公開になって自分をフォローしていない人は投稿が見られなくなる。そして知らない人からのメッセージも受信が拒否されて暴力的なものなどメタが不適切だと判断したものはブロック。1日の利用時間は60分まででそれを超えるとアプリを閉じるように通知が届くなど、新たに利用制限が強化されている。利用制限の設定を緩和するためには16歳未満の利用者は保護者の承認が必要。保護者は過去7日間に子供が誰とやり取りをしたのかを確認することができるが個別のメッセージは読めない。今、未成年の人が18歳以上に変更しようとすると本人確認書類のアップロードもしくは自撮り動画を撮影してそれをAIが判定するという。また、すでに18歳以上で登録されていても偽っていないかどうか発見する技術も開発中。メタ社は今後、提供するフェイスブックやスレッズについても利用制限を導入するとしている。また、今若者に人気のTikTokは同じようにメッセージ機能の制限などは導入しており番組の取材に「今後も業界全体で取り組むべき課題と認識している」と話している。国際大学の山口真一准教授は「青少年のSNSの利用は世界で問題視されている。機能だけでは限界があるので、保護者も一緒に対策できる方法が充実していくことはいいこと」だとコメントしている。