NHKでは改正放送法に基づいて来年10月1日から放送に加えてインターネットを通じた番組配信などが必須業務となり、テレビラジオの番組の同時配信、見逃し聴き逃し配信、ニュース記事の文字情報をはじめとする番組関連情報の配信を行うことにしている。このうち番組関連情報の配信については編集方針や内容などの基本方針となる業務規程を策定していて、学識経験者などによる総務省の検証会議が公正な競争の確保など改正放送法に適合しているか確認を進めてきた。きょう、改正放送法に適合していないとする意見は見られなかったとする見解をまとめた。配信の実施にあたっては検証会議での意見も踏まえ、メディアの多元性の確保を含む公正な競争の確保に向けて取り組むよう求めている。総務省は今後検証会議がまとめた見解をNHKの来年度の予算事業計画とともに国会に提出する総務大臣の意見に反映させることにしている。